blog

人生の扉

ラジオを聴いていると、その時流れる音楽が

思いがけない記憶を引き出してくれる時がある。

 

先日、文化の日にTOKYO FMの特別番組で

竹内まりやさんが民法FMラジオの50周年記念ということでパーソナリティをしていた。

 

1970年からの自身の音楽活動の話しや思い出の曲、

夫の山下達郎もゲストに迎えて。

 

若い頃は自分のしたい音楽活動よりも、

芸能活動という仕事が先行していたけど、

音楽への思いを忘れることはなかったと話していた。

 

芸能活動は本意ではなかったものの、今考えれば、

人前に立つライブやコンサートの良い経験になっていて、

人生に無駄はないと

夫婦で語っていたのが印象的。

 

結婚し20年近くステージから離れることになっても、

子供の寝た後に

「作詞の仕事ならできる」と、夜な夜な書いていた曲の一部は、

私が高校の時に姉から借りてよく聞いたアルバム

「impressions」だった。

 

竹内まりやさんは私にとって数年に一度マイブームのくる不思議なアーティスト。

 

この数年海外で日本の70年〜80年代シティポップ流行り、

その中でも竹内まりあ1984年の

プラスティック・ラブ」はYou tubeで公開されて大反響。プロデュースはもちろん山下達郎。

 

今は翻訳機能が充実しているので、

海外のシティポップファンは母国語に翻訳し、日本語で書かれた歌詞がわかるようになり

まりやさんの詞と曲のバランス、感情表現が絶妙だと思われているようだった。

30年以上前につくった音楽が、時を超え、場所を超え、受け入れられている。

 

 

まりやさんの音楽の中心にある

ミドル・オブ・ザ・ロードという考え方。

昔何かで読んだことを思い出した。

 

聴くだけで気持ちがホッとしたり、

気分が明るくなったり、

それは普通に暮らす人々の生活と

そこに生まれる感情に寄り添う音楽。

 

 

様々な人間の姿を描きながらも、どこかに救いと希望が感じられる。普遍性。

素敵なアーティストだなぁっと改めて感じたひと時。

 

そんな中ラジオの終盤に流れた

”人生の扉”

 

 

今から6年後、自分も五十路になり、

マイブームでまた聴いてみたい曲の一つに。。。