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花ひらく時、蝶が舞う

人と会って話をする。

 

制限される生活の中にあって、

人として自然な行為の「会話」は本当に有難いことです。

 

もちろん感染対策はしっかりしながらですが!!

 

一つの空間で会話をすることは、見えない雰囲気をつくり

その自然な音が心地よく、ある人にとっては眠り薬になったり、

またある人には、元気の元になったり・・・・

 

自然な広がりを与えてくれる。

 

先日も、書道にながく身を置いている方が、

趣味のスキーに行けないことを 嘆きながらも前向きな話しをしてくれた。

 

 

「真っ白な雪は、書のキャンパス、紙と一緒なの。

スキーを滑っている時は自分の身体が筆のように

雪という自然と戦って、全身で一つの線を引いていることを実感できる瞬間・・・

 

普段は畑仕事して、太陽や雨や風、自然と向き合っているからね・・

今みたいにコロナで展覧会がなくても、稽古は必ず毎日しているのよ。

だって怖いからね。できなくなるのが。

 

お稽古はしなくても、カタチはとれるのよ。ある程度やっていれば。

 

だけど、それだけじゃ線は出ないのよ〜・・・」

 

芸の探求に、はなが咲いた。

 

 

また、ある方は、

「・・・なるべく、薬に頼らないように、寝付きの悪い時は、昔の記憶を引っ張り出して、

初恋の人を思い出したり、楽しい旅行の記憶を思い出したりしているのよ。

 

眠れない時は、記憶を安定剤代わりにして、

楽しいことを記憶から持ってくると

気がつくと眠っているの、

認知症予防にもなるでしょ(笑)・・・・」

 

健康第一だと改めて確認です。

 

 

最近久しぶに会った方は相変わらずの良寛好きで、

花無心のお話をしてくれた。

 

「良寛の歌でこんな歌があるのよ、

 

花は蝶を招きたいとも思わないし、

 

また、蝶も別に花を訪ねたいと思わない。

 

しかし、自然に出会う、

 

それをめぐりあいっていうのよ。

 

人生も一緒よね・・・・・」

 

 

 

良寛の花と蝶のように、

 

自然の流れを感じて。

 

毎日を過ごす。

 

 

 

本当にいつもありがとうございます。