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A LONG V・A・C・A・T・I・O・N

あっという間に桜も満開。

コロナ禍でも、自然は季節の便りを届けてくれる,

ありがたいものです。

 

 

桜以外にも、ひと息つけるものはやっぱり音楽だったりすることが多い。

大瀧詠一のA LONG VACATIONが40周年になって、雑誌やラジオで

特集されている。

 

時代的にリアルタイムではない人も、

君は天然色  幸せな結末などは

聞いたことがある人は多いと思う。

 

 

前に山下達郎が言っていたけど、

 

”よく昔の音楽はいいって言うけど、そうではなくて、

時代という荒波に揉まれても消えることなく残っているものだから、

いい音楽しか残っていないだけ。”

 

音楽だけでなく、いろんなことに言えることだと、背筋が伸びる思いがした。

 

 

その中、

日本のポップス講座ともいえる大瀧詠一の「分母分子論」は面白い。

 

明治以来の日本の音楽はすべて洋楽(世界史)からの輸入だから、

分母は「世界史」としてあり、

そこに分子として「日本史」が乗っかている構造が基本。

 

 

具体的には「世界史」は洋楽のサウンドと歌詞(英語もしくは欧州の英語)であり、

「日本史」とは日本語の歌詞とそれを反映させたメロディである・・・

(詳しくは「KAWADE夢ムック 文藝別冊増補新版 大瀧詠一」など参考に)

 

 

分母とは、建築では土台というか根っこ。

その土や根っこを活性化させることで、

上の分子があるとすれば、そこがまた活性化する。

 

 

この考え方は

美容にもすごく参考になると思う。

 

A LONG VACATIONが40年たっても残っているのは、

土台や根っこが活性される分母があるから、

今の時代を再び照らす音楽として、

現代の人にも届く音楽として注目されるのだと思う。

 

時間軸で音楽を眺めていたと言われる大瀧詠一のように

今の日常を大きな時間軸で俯瞰してみたら、

新しい価値や、新たな創造が見えてくる。

 

まずは好きな音楽を聴いてみよう!!