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私たちの追跡 Vol.11

パラリンピックが開催されている。

 

スポーツ選手はもちろん、具体的な結果が求められる

「実践の世界」で生きる人の姿や哲学は

美容にも共通することが多くある

 

 

成功するには

「絶え間なく練習し、創造する活動:が結果に左右する」

 

success(成功)のもとになるsucceedingは

受け継いで、続けて生みだすということ。

 

絶えざる創造への活動がもたらす

自然結果が成功だと言う、あの人の言葉がよみがえる。

 

 

アルベルティさんの絵画論を通じて

レオナルドさんが、その絵画論の教えを真剣に受け継ぎ

自ら生み出し続けていたのではないかと想像できる。

 

アルベルティさんは絵画について語っている。

 

「絵画は3つの部分に分けられる

この区分は自然から提供されたものである。

 

まずは物を眺める。

 

  

 

ここで、この空間を描写するのに、

その外郭を線で描くことを輪郭をとるという。

 

 

それから

それをよく眺めていると、見ている物体に

多くの面が一緒に集まっているのに気がつく。

ここで画家はその多くの面を適当な位置に描く。

  

 

これを構図をつくるという。

 

最後に

われわれは面の色と性質を

もっと明瞭に決定する。

 

 

 

 

 

この場合の面の相異は、

光から生まれているのであるから、

それを正しく光の感受とよぶ

 

したがって絵画は

輪郭と構図と採光とで構成される。

 

 

そして、さらに構図について語っている。

 

「大きさについて一定の規則を持つべきである。

釣り合いをとるには、

最初に動物の骨を遊離させ、これに筋肉を加え

その後に肉をかぶせるのが有効である・・・・

 

自然が平均の寸法を定めているので

それらを認識することは少なからず

有効なこと。

 

 

 

真面目な画家達は、自分自身で自然から取る

この苦労をするだろう」

 

 

 

アルベルティさんの教えから

労を厭わずに行動したレオナルドさんのおかげで

骨格の構造は美術解剖学の礎を築いた。

 

そしてヘアカットの原則としても

骨格の構造「Born structure」として生きている

と想像できる。

 

 

 

 

私たちが受け継いでいる

いにしえの発見は

今度は私たちの手によって

絶え間ない創造の活動を待っている。

 

 

 

 

続く