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私たちの追跡2  Vol.7 「カラダを思う」

先日、2019年から取り組んでいたマンサナレスメソッドの219時間のトレーニングが終了しました。

 

伊東美容室のプロジェクトの一つ「カラダを思う」では

 

未来のサロンは髪を切る、染める、スタイルをつくるなどのヘアサロンとしての役割に加えて

お客様の健康をサポートしていく役割も加わると考え、「カラダを思う美容」を長期目標として掲げています。

 

 

そんな中、プロジェクトリーダーでもあるノリエさんには

2016年、顔から行う神経反射療法であるにフェイシャルリフレクソロジー

 

2017年シワやたるみのリフトアップ効果などの美的効果のある「コスモリフト」

 

2018年カラダ全身にはたらきかけるボディトリートメントとして

「チベタンネック&スカルプリフレクソロジー」など毎年、新しい技法を学んでもらっていました。

 

 

サロンワークでのお客様との会話や、お客様のカラダの変化に注力していると

高齢化に伴い膝や足、下半身からの健康が大切なことに気がつきました。

 

 

そんな時、ちょうどマンサナレスメソッドを知り挑戦することに・・・

 

 

マンサナレスメソッドはDr.マンサナレスによる

ヨーロッパやアメリカで、神経生理学(リフレクソロジーの神経系伝達経路)

足における解剖学的対応反射区(70,000件の臨床を元に考案)を主軸とするリフレクソロジー・エデュケーション。

 

 

マンサナレス・メソッドの考案者であるDr.マンサナレスは、スペインで1982年より医師としてホメオパシーやリフレクソロジーを併用して活動してきました。

 

 

医療現場で35年以上かけて自ら得た七万件に及ぶリフレクソロジーの臨床データと科学的検証を元に

新しい概念のリフレクソロジーを考案した現役の医師であり、リフレクソロジスト。

 

 

コロナ禍になり、スペインからのリモートでの講義なども続き、一時はどうなる?と心配になりましたが

先生方の献身的な努力と情熱により終了まで辿り着くことができ、信念を持って続けることの大切さを感じました。

 

臨床による科学的根拠に基づき開発されたマンサナレス・メソッド・リフレクソロジーには4つの主軸があります。

1 神経生理学的知識に基づき、生体組織検査を行いディポジットがどのようにな物で構成されているか分析を行い、またリフレクソロジーの施術を受けている間の脳の生体電気活動の検査やインパルスの伝達などの情報に基づき、どのようにリフレクソロジーの刺激が身体に作用するのか、どのくらいの圧がリフレクソロジーが作用するために必要なのか、また各反射区をどのくらいの長さ刺激すべきなのか(例えば、リアクションが出るリスクに関して)などリフレクソロジストにとって重要な情報の提供。

 

2 的確なリフレクソロジー・マップ:
リフレクソロジーのチャートには様々な種類があります。正確なリフレクソロジー・マップを明らかにするため、Dr.マンサナレスは下記の項目に当てはまる患者を選定しリフレクソロジーを行いました:

・45歳以下
・診断された病気以外の他の病歴のない人で急性の疾患にかかっていない人
・医療診断を受けている人
これらの項目に当てはまる人で自身の診察室、または勤務先の大学病院で診察を受けた患者70,000人を分析し、その臨床データを基に科学に基づく詳細な反射区を作り上げました。

 

3 リフレクソロジー・マニュアルテクニック(手技)
マンサナレス・メソッド・リフレクソロジーでは、圧をかけながら移動させるプレッシャー&スライド・テクニックを使用し刺激します。この方法で行うことで通常のマニュアルテクニックより効果的に脳の生体電気の活動が達成されることを確認しています。

 

4 マンサナレス・メソッドの基盤となっている病理毎のトリートメント・プロトコル(プランニング)を35年以上に及ぶ上記のリフレクソロジー経験に基づいて作り上げました。これにより、リフレクソロジーの施術を科学的情報をもとに行うことができ、効果的な結果を得るために使用できるツールとなっています。

 

徹底的な科学的データに基づく情報量やデータ

足のポイントを1ミリ単位以上に細かく捉えていく集中力と技術は非常に複雑です。

 

だからこそ、一つひとつの項目に対して一生懸命に伝え、講習会では休憩は最小限で

講習終了時間は1時間〜2時間近くオーバーすることがざらでした。

 

そして日本人の学びが他国と比べて条件や環境を与えられ過ぎているため主体性が弱いことを感じました。

 

今回、3年間という長期にわたり、美容とは違った専門生の考え方やアプローチ方法

学習方法に取り組むことで、私たちの美容にはまだまだ広がりと可能性が無限にあると感じました。

 

 

続く