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2024年〜2025へ向けて

2024年、みなさんお疲れ様でした。今年はどんな1年だったでしょうか?
スタッフそれぞれが、人生の岐路を経験した1年だったと思います。そんな中でも、最終日まで遅刻もせずに最後のお客様まで一人ひとりが一生懸命に見送っている姿に、来年からの未来を感じました。
私は龍ヶ崎にくる当初から、2025年までの10年間は「引き継ぐための美容」に専念しようと決めていました。そしてお店をリニューアルした2019年の翌年2020年から少しずつポスト2025年の方向へシフトしていこうとイメーいしていた矢先のコロナでした・・・

今年はコロナが明け、数年ぶりに通常モードの12ヶ月でした。

「1日1日の小さな積み重ねが本当に大きなこと」になる昨日みんなに話したようにお店の成績としては前年比「¥222,960」割れでしたが
1日745円です。一人187円です。1日スタッフ一人200円にも満たない小さき努力の成果が、1年という尺度で測った時に大きな違いになるということを、10年目を目前にして共有できてよかったです。
もうひとつよかったのは、それぞれ全員がお客様のファンが増えたことです。これは来年以降の良き励みになります。

美容室では200円といえば時間にして2分です。今年何度も共有した”3倍付加価値”の世界では、200円は600円に、2分は6分になります。今朝(12月30日付け)の日経新聞では30年後の年金は3割以上目減りすると書かれていました。さらに現状の円安、インフレによる物価高、人口減という社会では、価値としては3割どころではく、やっぱfり3倍以上は目減りします。
600円の3倍は1800円です。

美容という業界は”常に時代の中にあります。”時代とは「時」。日本では時は季節や自然の流れいう意味合いがありますが、時という言葉はギリシャ語で「カイロスとクロノス」という言葉の語源から来ています。クロノスは単純に「時」を表すもので、過去から未来へと続く時の流れを支配する神から来ています。もうひとつは「カイロス」です。ギリシャ語で「機会」「チャンス」を意味する神。前髪が長くて後頭部が禿げている美少年として描かれていて、「チャンスの神は前髪しかないから、迷わずつかめ」と言われています。

時代をどう捉えるかは、一人のお客様をどのように見るかと似ています。前髪はちょっとしたラインの撮り方、重さ加減、肌の見え方、色、質感、根元の浮く浮かない、長さ、流れ、見る角度、あげればきりがありませんが、そのお客様の顔や印象を別の世界に変えてしまします。
今前髪は1200円です。3倍付加価値の世界では1200円+1800円=3000円です。税込で3300円です。前髪の絶対の自信を誇るboyですら税込2200円です。彼らは今も、その価値をつくり続けるために毎日美容を楽しんでいます。

私たちも比べることなく”自分たちの色”として価値をつくることができます。
今年確信できたことは、伊東美容室の強みでした。お客様(湯原様)とのおしゃべり会で確信しました。それは各々の『人柄としてのお客様への寄り添い方」です。美智子さんは言葉にならない部分を「推し量ることができる」ゆみさんは「誰とでも気兼ねなく話せて、気持ち良い」、
ノリエさんは「受け入れて包み込んでくれる」、ミカさんは「伊東美容室の新鮮な風」です。

2025年からは、「それぞれの持っている良さや強みを、美容を通じてカタチにして発信する」ことをしていきます。まずは”どんなお客様も素敵になる前髪”からスタートします。それまで数日ゆっくり休んでくださいね。1年本当にありがとうございました。   

アイプラス 代表 指田勝