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2025 私たちの追跡

私たちの追跡2025
ようやく10年が過ぎ、伊東美容室も引き継ぐ季節から創造の季節のへ移りました。

創造の季節は教える、教わるという記憶を再現する教育はAIに任せて、

自らの感覚をつかって主体的に感じ、触れ、手を動かすことで得られる第一次情報をもとに
「リアリティ」のある共感ができる学び方をしていこう。

それは今までの教育のように決まった答えがないので、自分自身で判断することが大切になる。
自分自身から動くことで、自家発電のように自ら学ぶことができる体質が作られてういく。

そうすることで誰かがつくった情報 第二次情報を拠り所にするだけでなく、第一次情報という
自分の体にある感覚を拠り所にできるので、明らかにスピードがはやく、なおかつ正確になる。

第一次情報から作られた感覚は判断をするためのガイドラインになる。

なぜその判断に至ったかを自分の第一次情報で培った体験の蓄積をもとに
感受し→浸透させ→反応し→表現していく。

このプロセスが坂東玉三郎さんの私の考えから引用した流れで、創造の学びのための追跡をした30年間の中で
最もしっくりきた一つで

最初に知る情報がリアリティの伴った、感覚の体験であれば、その先時間が経っても、「想像」という世界で
追体験することができる。だけど、簡単に知ることのできる動画では、眼を使うだけで、感覚は定着せずに、神経回路もつくられにくい。

神経回路とは、ニューロンとシナプスであり、要は脳をつくること。

私たちは学びによって脳の神経回路をつくっている。

例えば子供の頃、落ちている枝で壁や道路を引っ掻いて歩いていた体験は、さまざまなものが触れる振動や響きの感覚を
育み、ちょっとした音などでもそのイメージ(想像)が追体験できる。
要はさまざまな感覚使った体験がトリガーになって感受することができるようになる。

こういった感受は美容師のような体を使う職業にとっては、とても重要なことになる。
だからこそまずはそういった環境をつくることが第一歩。

続く