茨城県龍ケ崎市にある美容室 伊東美容室

2025年、みなさんはどんな1年でしたか？
今年はこれからの時代のスタートラインに立てた1年でした。2015年から10年続けるという目標で、一つ一つ時を重ねてきました。考え方の共有、技術の構造改革、スタッフの世代交代、店舗リニューアル、評価制度、新しい価値づくり、様々な課題が始める前から見えていました。

ここまで10年の目標がクリアできたのはみんなのお陰です。本当に感謝したいと思います。そしてこの時間をどれだけ真剣に過ごしてきたかが、来年以降の新たなフェーズをつくっていきます。

これまでの10年の取り組みは一言で言えば「本質」です。家で言えば基礎、土台、大黒柱、地球環境で言えば太陽、水、土、風というようにそれ自体がなくてはならないもの。

美という世界では「調和・バランス」は本質です。簡単に言えばこの10年は、美容という部分から”情報を整理し省略して、本質を残す” そういった時間を過ごしてきました。

それは、これから来年以降進む新たなフェーズへ移るためです。AI時代には、この10年で共有してきた情報や知識は３日もあれば知ることができます。これからの時代は頭で理解するだけの知識では価値を生みだすことができません。

お客様への喜びや、社会への貢献、自分自身の人生を良きものにするために、時を貯めること。自己投資をしたこと。その実践で体験した人間らしさは”自覚”をつくります。その体温のある経験を通じて、温もりや心が通った人が価値をつくります。それがこれからのプロです。

温もりや心の感じ方はそれぞれの個の感性です。これまでの10年はみんなで足並みを揃えてきましたが、来年以降は違います。生身の人間自体、”1人の個人が価値”のフェーズです。

だからこそ、これまで共有してきた全てのことを環境として、プラットフォームとして、自分の戻る基本として使って欲しいです。プラットフォーム＝基礎、土台、環境です。共有された土台の上に価値が創造されることが、今の時代生の価値づくりです。美容は時代の中にあります。

もちろん来年以降も基礎をアップデートしていきますが、プロフェッショナルとしての主体性を尊重すること。

経済産業省が出す「人材版伊藤レポート2.0」には、「働く一人ひとりは、企業に「管理」される対象ではなく、その価値が伸び縮みする「資本」なのである。企業が適切な機会や環境を提供すれば人材価値は上昇し、放置つれば価値は縮減する。人の潜在力を見出し、活かし育成することが、今まさに求められている」と2020年に提唱しはじめ、5年が経ちいよいよ浸透し始めてきました。

日本もいよいよ“世界基準が日常“になってきた“ということです。人口減少社会では生き残るための必然として、国内外問わず人を雇用したり外に発信しなくては仕事はありません。そうした世界基準がようやく日本も一般化した時代。主体性を持ち自立した個人が集まった組織やチームが基準になっていくのだと思います。

未来へのイメージを膨らませつつ、しばしゆっくりし、良い年をお迎えください。今年１年どうもありがとうございました。そしてフェーズ１の10年の伊東美容室ありがとうございました。